ROLEX 3135の修理

まだ買って4年というのに、回りにくくなったロレックス。開いてみると意外なことが多くあるものです。

これはROREX キャリバー3135

文字盤にダイヤが10個入った

定価81万円の時計です。

 ROREX 3135は10数年前から発売になり現在も紳士用の自動巻きムーブメントとして使われています。松永の時計店が持ちこんだもので、竜頭で針回しをする時、重くて回しにくいとの事で預かり文字板を外して見ると油切れ状態だったので分解掃除を薦めました。

販売して4年位なのにとブツブツ言っていましたが結局分解掃除を私がしました。
よくあるのですが買って4年ですが製造して販売されるまで何年かかっているかが問題なのです。

 


各パーツをすべて分解して並べた写真です。実にたくさんの部品があります

これは「自動巻機構」粘った油を全部掃除して、組み立てにかかります

ほぼ組あがりました。
あまり苦労は無かったのですが油切れ状態だったので筒カナ(分針の付く芯)を抜く時、きつくて芯が折れはしないかと神経を使いました。

もし折れたら部品が手に入らなくなるからです。

ROREXの場合特に丁寧に分解掃除をして時間調整をしますの調子も良く、
時間もよく合っています。日差6〜7秒でしょうか。(10秒以内であれば合格)

修理風景


非常に小さい部品を作ったり加工したりする時には「時計旋盤」を使用します。特に超精密な加工をする時は写真のように双眼顕微鏡を使い加工して行きます。

例えばウオッチの歯車の芯が折れた場合、部品があれば交換できますが  無い場合、折れた心棒に0.07mm〜0.1mmの穴を明け、新たに作った心棒を叩き入れ  元の心棒の太さに仕上げるのです。

勿論こんな小さいキリ(ドリル)はありませんので  ドリルロット棒より自作するのです。平均3本位作ってやっと1本成功します。今使っている顕微鏡の倍率は60倍です。